チワワのめざせご長寿!

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【下痢】【考察】お腹の弱いろっちゃん③経過と下痢に関する考察

 今日はろっちゃんの下痢経過に関して書きます。初回からの記事は下記参照ください。

最近の症状はかなり落ち着いて来ました。

記録ノートより抜粋
10/19
 夜一度排便してご飯後に下痢 食欲はあり 元気。→【処方】キューテック倍量投与→翌日には改善

11/15 朝起きて 一度排便 正常 朝食後また排便 下痢気味。ただし便出始めは正常 食欲あり 元気→【処方】ミヤリサン二錠とキューテック通常量投与→夜に改善

以上こんな感じの状態です。やはり、キューテックを常用していても、月に1回は下痢や軟便気味になる様です。

そして、最近下痢に関して少し情報集めたり勉強しています。下痢もどこの器官で起きてる下痢かによって、症状は違ってきます。ろっちゃんは大腸性の下痢か小腸性の下痢どちらに当てはまりそうかも調べてみました。

 

小腸性下痢の特徴

●食べ物を消化吸収したりする役割があるのが小腸

●1回の便の量は多くなるが、便の回数はさほど変わらないことが多い。

●形は軟便から水様便まで様々

●小腸に出血がある際は便の色が黒っぽくなることがあり

●長引くと体重が減ることあり

●嘔吐を伴うと体が脱水しやすく、重症化することがある

大腸性下痢の特徴

●水分吸収の役割があるのが大腸

●1回の便の量は普段と同じか少なめになり、回数は頻回。

●排便の姿勢をとっても便が出ない「しぶり」が見られることもあり。

●便の形は軟便で粘液が混ざることも多く、ゼリー状の便が出る場合も。

●大腸で出血がある時は明るい赤色の血便が見られ、体重の減少などはあまり起こらない。

ろっちゃんはどちらかというと、当てはまるのは小腸性の下痢でしょうか。以前に龍馬が下痢した際は、便回数が一気にふえ、しぶりあり、粘膜状及び血が混ざってきましたので恐らく大腸性の下痢だったのでしょう。
よく下痢の際は絶食を勧める先生や、ネットなどで犬の下痢に関して調べると良い対処方法として書いてありますが…
最近、絶食は『安易にやるものではない』と書かれてる文献を目にしました。

今まで下痢に関して色々な病院に行ったり、時にはネット上の先生などにも見解をお伺いしましたが…自分でももう少し知識が欲しいと思って情報探しました。そこで獣医師など医療関係者側の方が読むペットの学会誌を見つけたのです。(ネット上で誰でも閲覧可能です。)
専門家用なので、難しい内容も多いですが、そこで下痢の種類、対処方法、治療方法など学べました。

絶食に関しては急性性の下痢には有効。だけど、慢性化してる下痢にはかえって症状悪化してしまうことがあるそうです。

絶食によりおきうること
●精神ストレス
●胃腸障害
●胆内胆汁鬱滞

【人間の場合ですがこれはどんな状態か】胆汁うっ滞とは、肝細胞で作られた胆汁の分泌障害があり、肝内に胆汁物質がうっ滞し、体内に胆汁中成分が蓄積した状態。
【症状】皮膚や白眼が黄色くなり、皮膚にかゆみが生じ、尿の色が濃くなり、便は色が薄くなって悪臭がするように。

以上のようなことがおきてしまう可能性もあるとわかりました。実施期間も、24時間以内で短期間で行うのが良いとのことでした。

やはりこの内容見ると、ろっちゃんの様に比較的頻繁に下痢症状が出てる場合は安易に色々試すより、まず一度はかかりつけ医や、消化器系を理解してる先生に指示貰う方が良いとわかりますね。

慢性化した下痢には恐ろしい病が隠れてる場合があります。食物アレルギー(食事反応性腸症)や膵炎などの可能性も考えられますが、IBD(炎症性腸疾患)や蛋白漏出性腸症などの難病の可能性もあるからです。
人間でも難病指定の『クローン病』という病があります。IBDや蛋白漏出性腸症など含め、これら病はかなり患者自身負担が大きい病です。治療も長期化し、細かな食事制限や栄養うまく取れずに痩せていき、最悪亡くなるケースもあります。

私もろっちゃんがもしもこれらの疾患だったらと、とても怖くなりました。(今の段階ではそこまでの症状は至っていないため違うと思いますが)

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 わかってきたこと。下痢にも様々な症状や原因があり、下痢だからと軽くみずに、恐ろしい病の可能性もあるのだということがよくわかってきました。

今後もまた下痢に関しては機会ある際は記事にしていきます。

 

 

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前回記事でも紹介しましたが、この記事に関連して、同じサイトでも記事を寄稿されている獣医師の卵の、オタ福さん(https://www.otahuku8.jp/)が、 六花の下痢に関して考察して下さった記事を紹介します。とてもわかりやすい解説で、精神的にも安心感が強く、助けとなりました。