チワワのめざせご長寿!

愛犬の健康と長寿を願う犬ブログです。

【病院探し】望む治療とは?〜病院を探し続けて、思った今の気持ち〜

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今、龍馬は様々な病気が見つかり治療を始めています。

前回何度か正しい治療や診断を行える病院を探した出来事を記事にしましたが、それは確定診断や望む治療だったのかと、最近の出来事から考えてみよう思った機会がいくつかあり、思ったことなど記事に書いて見ようと思います。

私が望む治療とはなんだったのか

・現状での悪い箇所を全て把握、確認したかった。その診断ができる病院に通いたい。
・そしてその治療や経過観察をしてほしい。
・治療などに関する相談が気軽にできること。

これが病院探している上で、重要視していた点でした。
その希望を見事に叶えてくれたのが、今龍馬が通っている病院です。

龍馬の診断

〈心臓〉
●僧帽弁閉鎖不全
(エコーにて逆流がみられる、心雑音から)エコーや検査から導きだされた結論です。
心臓に関しては完治を目指すなら外科手術。(但し別箇所から逆流が再発する可能性もある)
〈腎臓〉
●エコーにて腎結石らしきものがみえる。
●腎嚢胞とみられるものがエコーにより左右にある。以上のことから腎臓食治療開始。
〈副腎〉
副腎はレントゲンによる変形箇所あり。ホルモンの出方みる検査から多少高値が見られるため、クッシング症候群と診断。
〈肝臓〉
●肝臓の大きさが通常の半分しかない。当初は門脈シャントを疑われたが、それはないということ。肝臓の検査や、エコーやレントゲンから導き出された結論が門脈低形成である。
●肝臓もサプリメントによる治療開始。クッシング症候群は検査にて経過観察も。
肝臓などは確定的な診断を得るにはCTや、生検になるということでした。
〈胆のう〉
●胆のうにはエコーにより、胆泥あり。ウルソにより治療開始。
これも門脈低形成の影響の可能性。腎結石なども門脈低形成起因の可能性も考えられる。


 確定的な診断と治療を望むならこれらのことをするべきですが、ほぼ今までの検査などで病気の診断は可能なので、老犬の龍馬にそこまで望みますか?と聞かれた際に、私の結論はNOでした。
生検は肝臓の細胞を一部切り取る検査です。
CT は、どこでもできる検査ではない上に、ほとんどの設置施設では全身麻酔した上での検査です。(一部機械の性能や、施設により局部麻酔可能な病院もあるようです。)
心臓は費用と治療的にあまり現状的ではなく、手術可能な病院は極限られています。

この様な身体に負担がかかる諸々の検査、手術してまで、確定診断や完治目指す治療欲しいかというと、それは当初から希望していませんでした。ただ、龍馬が今どの様な状態で、治療が必要なのか、今できる範囲での治療をしてほしい(=似ていますが、100%な確定的ものがほしいとは違う)というのが望みでした。

現在の龍馬の先生は、知識や勉強を熱心にされており、わかりやすくかつ丁寧に説明してくださいました。あらゆる検査で、今の龍馬の状態も確認し、診断を下さってます。
治療自体も知識がおありなので、今必要な治療と先の見通しも相談できますし、そして、私の多くの疑問にも丁寧に答えてくださっています。

以上のことから“100%の確定診断ではないから不安”という事はありません。先生に安心してお任せしよう、今の龍馬がどんな状態なのか理解できたということが、私の希望していた、現状的な治療だからです。
それに、考えてみればそもそも病院で診断を貰う際に、人間も100%確定診断です、なんてことはないですよね。

さて、ここでとある出来事が最近ありました。
この話は、記載許可は特に頂いてないので、箇条書きに要点をお話します。

【成犬期の小型犬の話】
●数ヶ月前より、血液検査でALPなど肝臓に関わる数値で高値が出ていた。

●肝臓にも萎縮あると認められた様で、龍馬と同じく、門脈シャントを疑われるが、結論は出せておらず。
●投薬治療すると、高値のままではあるが1番の高値からは半分程度下がった。

●しかし原因特定できていないからか、何故か療法食等の食事療法は勧められなかった。

●その為飼い主の自己判断にて、口コミ参考にして肝臓療法食からみれば、真逆の与えてはいけない成分のフードにしてしまい、更に高値の結果が出でる。

●その後何回かの血液検査にて数値を経過観察、肝臓に関する外部検査をしたが、ここまでも結論は出ず。確定診断希望するならとCTや生検しかないと言われる。

〈龍馬の診断とは違う点〉
●肝臓に関する検査が外部検査しかない模様。→結果が出るまで時間を要している。
●病状の説明はあったようですが、患者側が理解できなかったのか、説明がなかったのかはわかりませんが、殆ど病状を把握できていない。
●かつ、食事療法や普段の食事に関して説明がなかったので投薬治療しても、また高値に戻ってしまい、治療自体成功していない様に思われる。

諸々の検査をしている点は同じなのですが、龍馬より長い期間を検査に要していますが、結論は出ていません。
途中治療などの説明もあったと思われますが、診断が最終的にはCT等や生検でないと診断自体出来ないといった様な流れになってしまっています。中々その病院だけで、診断と治療は難しい様でした。

それでもこのケースの飼い主さんは治療は、今まで通っていたし、この病院でお願いしたいとのことでした。長期間結論がでず、治療自体成功していない様に思えるこのケースも、患者側が望む治療として成立はしているのです。
特にペットの場合、どんな治療を受けたいか、どんな病院にかかりたいかは飼い主次第です。
選択次第で病気が改善しない、悪化させてしまうケースもあるかもしれません。しかし、だからといって全否定するのも、違う様な気がします。

正しい治療、望む治療とはなんだろう?
この話は、インフォームドコンセントとはなんだろうと私の中でとても考えさせられる出来事でした。

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 なかなか治らないなら病院を変えてみる。それが簡単にはできないと思っている方も多くいるかもしれません。
しかし、私自身病院探しをいくつかしましたが、今の先生は私が初めて来院した際に経緯を1から10まで話さずとも必要な検査はしてくださいましたし、嫌な顔一つせず聞いてくれました。
中には嫌な顔や面倒くさがる病院もありました。私はそれ自体選ぶべき病院ではないのかなと今となっては思います。

何度か病院選びの記事でも触れていますが、ペットは言葉が話せないので自分が例えどんなに苦しくても伝えられません。飼い主が代わりに伝えてあげなくてはいけません。
最低限の普段の愛犬の様子を伝える、中々病気が治してもらえなかった場合は病院を変えてその経緯を伝える勇気はあった方が良いのかなと思います。

途中で諦めずにいたら、どんな結果になろうとも道はある、そう思います。疑問に思い病院変えることがいけないことでも、何件か続いたとしても、それは飼い主としてダメでも全く無いと思います。途中悩むことも挫折しそうになることもあるかもしれません。
私もそうでした。だけど、諦めなくて良かったなと今は強く言えますーー

偉そうに色々書いてしまいましたが、望む治療とは?と改めて考えたのと、せっかく病院に通うなら、自分が不安にならない通院が良いですねと伝えたかった回でした。

 

 

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