チワワのめざせご長寿!

愛犬の健康と長寿を願う犬ブログです。

【フード】【食の安全性】何を信んじて選んだら良いのか?

f:id:riro-chihuahua:20190918142946j:image今回、龍馬のシスタチンCの値がそこまでよくなかったので来月再検査になったことを書きたかったのですが、それよりも書かねばならないと思い、違う記事に致します。

一時期龍馬はひどい偏食に陥った時期があります。(過去記事参照ください)

それは今年(2019年)の1月〜4月くらいにかけてのことでした。
自力で食べてくれない龍馬に、ありとあらゆるフードを買って試しました。
その際に購入していた製品に、生協の生活クラブで販売しているシニア向けの半生のフードが良いとの噂を聞いて、まずは試しにと一袋だけ2月か3月くらいに購入したことがありました。

食いつきもなかなか良かったので、継続も考えたのですが、購入時の生協の広告かカタログに、「安心安全」「ペットでも良いものを食べるのは当たり前だからフードにもこだわりあり」的な内容を見たのですが、その割には色が変だし、ほんとに良いものを使って製造してるのかな?なんて疑問に思ったので、継続はしませんでした。

その龍馬も買ったまさにその時期に、そのフードの製造工場でサルモネラ菌が発生していたなんて。そうです。今愛犬家を震え上がらせている、あのノースペット社の製品だったのです。

ペットフードから「サルモネラ菌」、犬15匹死亡で会社謝罪 別商品でも検出の疑い(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース


亡くなってしまった仔も沢山いて、健康被害を訴える飼い主さんも続々と出てきています。そして生協も含め、関係会社の対応はおかしい、不誠実な対応の数々…
被害にあった仔の飼い主さんたちは、愛犬や愛猫の健康を考えていて、フードやおやつ選びにも力を入れていた方も多いと思います。だからこそ、安心安全を謳っていたはずのこの製品を選んだ方もいるはずです。
件の会社と販売している製品紹介も見ましたが、”使用してるものは無添加”で、国内品。しかし、使っている原材料や含有物以前に、工場が菌に汚染されてるなんて。衛生検査もろくにしていないずさんな管理だったなんて。ホームページにかかれていた事とは、全く真逆の事をやっていたなんて誰が想像したでしょうか?

f:id:riro-chihuahua:20190918142946j:image私も、生活クラブの製品が良いとネットの情報で知りました。ネット上の口コミも良かったのです。そして、生協でも特に原材料などにこだわって買う人が入ってるという生活クラブ製品だと言う点でも勧められた事もありました。
でも。私を含め買った側は、製造会社に完全に騙されてました。騙されただけならまだしも、よかれと思って選んだ製品のせいで、自分の大事な愛犬や愛猫が亡くなったり、苦しむ結果になるなんて。

被害に遭ってしまった飼い主さんの気持ちを思うと、件の会社への怒りと共に、どれだけ悔しく、悲しくて辛い思いを今もしているのだろうと思うと、想像を絶する思いだと思います。
会社の対応は、購入者を舐めきっています。せめて、全面的に罪を認めて、誠実な対応をしてくれたらと思いますが、それをする気もないような会社のようで、期待も全くもてません。

そしてこの事により、更に残念に思うこともありました。
私は今愛犬たちに食べさせている他の製品も心配になり、国内製造のフードの企業にも衛生管理に関しての質問を問い合わせて見ました。

その中のほとんど企業が”こういった問い合わせは迷惑だ”と言わんばかりの、けんもほろろな対応だったのです。(具体的な内容は、他の特定の会社を批判を意図した記事でないので避けます)
フードの製造業界は、件の会社と同じでその時になるまで、考える気がない風潮が当たり前になってしまってるのかなと思ってしまう程でした。

f:id:riro-chihuahua:20190918143142p:image合わせて今回かかりつけとは全く関係のない、とある獣医の先生にサルモネラ菌について教えてもらう機会がありました。
以下は聞いた話や調べた内容でわかった事です。(今回の出来事を前提とした内容でありません。あくまでサルモネラ菌についての話として伺いました。)

 

サルモネラ菌に関しては日常にも普通にある菌です。なので、それを口にしまっても特になんの症状もない事もあります。抵抗力が弱い人や動物が口にして、下痢や嘔吐などの症状が発生する事も。

ただ、そのサルモネラ菌にも色々な種類があり、中には健康な人でも体調不良や最悪亡くなるような状況を起こしてしまうような、所謂、強毒性のある菌のタイプも存在するというのです。
今回の製品がそのタイプのサルモネラだったのかは推測や空想の域でしかないので、そうだとは言えません。

でも、もしも、そうならこんなにたくさんの被害が出たのも…と思いました。
人間も一時期O157という強毒性の強い、大腸菌被害が騒がれた時期がありましたが、それと同じように、一つの種類の菌にも様々なタイプがあるのだと改めて知りました。

亡くなった仔の飼い主さんのことがテレビで放送されていました。愛犬の仔はシニアの仔。とても可愛い仔でした。そんな可愛らしい仔が苦しんでいるまさにその時の動画も流れ、併せてどんなに愛して大事に思っていたのかわかるようなエピソードや写真も紹介されて、私は涙が止まりませんでした。
飼い主さんは今も苦しんで、でも懸命に企業側と闘っておられます。

こんな事、もう二度と起きてほしくない。だからこそ、この業界は今こそ変わってほしいと切に願います。

今後はこれまで以上に、うちの仔に与える食事については、成分だけでなく、その会社がどこで製造や委託してるかも含め気をつけて行こう思います。普段からフードに関しては必要以上に気にしていました。でもこんな落とし穴があるなんて。

 

愛犬が偏食になれば、藁をもすがる思いで口コミや食べてくれそうな製品情報を探します。

件の会社は、様々な企業のセミモイストフード製品の製造工場としても製造をしていました。

中には、他にも検討していたフードが件の会社の物と知り、余計に恐くなりました。

偏食になると、今回のようなセミモイスト系フードやササミ系のおやつは行き着く場合も多いんです。そうなれば、選ぶ選択肢がなくなってしまうかと思うと本当に頭を抱えてしまいます。そういう悩みのある飼い主さんたちにも、今回のことは大きな衝撃を与える話だと思います。

 

これから、何を信じたら良いのか。わからなくなりました。

 



今回はこのような記事のため、ランキング入れません。読んでいただきありがとうございました。