チワワのめざせご長寿!

愛犬の健康と長寿を願う犬ブログです。

【偏食対策】【強制給餌】一緒に楽しむご飯がいいよね!

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うちの龍馬は、療法食に切り替えてから、ひどい偏食に陥り一般的には強制給餌と言われる、飼い主が補助しての給餌に変わって早4ヶ月くらいになります。一時期は介護食などの通常食を利用していましたが、最近は病状の変化に伴い、開始の偏食のそもそもの原因となった療法食に戻すように先生から指示が出て、5月終わりからはまた療法食を使用しての強制給餌を行っています。
一時期頑なに食べてくれない龍馬に悩んで悩んで、もう治療すら諦めてしまおうと思った時期もありました。けれど現在は給餌方法もすっかり慣れてきて安定した食事と栄養をとることができています。(出来すぎてデブってしまったの(笑))

そんな強制給餌ですが、もう龍馬は私が与えてることは嫌がっていません。むしろ、ご飯の時間になると、嬉しくてそわそわしてしまう事も増えてきました。そうなると、これはもはや強制ではありませんよね。給餌という言葉もなんだかしっくり来ない。今は膝に乗ってご飯を楽しんで食べている龍馬。そこで考えました。
これは、飼い主と愛犬目一杯のコミュニケーションがとれる時間、『抱っこご飯』ではないかと思ったのですーー

先日の闘病日記でも書きましたが改めて、ここで実際の抱っこご飯はどのようにしているのかご説明いたします。
ご飯の準備から。ご飯は腎臓療法食のドライフード缶詰を使っています。メーカーさんはこちら。

龍馬は特に、このアニモンダの缶が好きなのです。なので、これはご飯最後のお楽しみとして毎食添えています。
私が口に入れて与えているので、ドライもそのままではなかなか与えるのが苦労します。そこで、以前にも紹介した水を飲んでもらう対策として作っている、寒天粉を砕いたフードに混ぜて固めて、それを一口サイズにして与えています。ドライを砕いてるのはペットショップで購入したフードクラッシャー。

 

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クラッシュした写真

砕いたものを製氷皿に均等に入れ、そこに寒天粉を解いた熱湯を流して冷蔵庫で固めます。

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固めたドライフード。

固める際に水分も摂れるので一石二鳥です。寒天粉に関しては、先生に許可もらって使用しています。
それでも使用することが心配だったので、現在資格を受講中のホリスティックケアカウンセラーの相談窓口があり、そこには手作り食や栄養学も学んでいるスタッフさんが待機しています。電話で寒天粉は問題ないか確認したところ
たんぱく質も無いに等しいですし、食物繊維豊富で基本的にリンの含有量も低めなので、過剰摂取でなければ使用は特に問題ないです。寒天粉は元々は天草と呼ばれる海藻なので、リンが多いと言われていますがそれはあくまで天然のもので、寒天粉などの加工商品は100グラム辺り、1mg程度と微量になるので、心配しなくて大丈夫』
とのことでした。(ただ製品パッケージの成分配合表はキチンと確認して欲しいとのこと)

次はサプリメントや薬の用意です。うちは基本的に飲ませている量が多いので、先日も紹介記事だしていますがピルポケットに包んで与えています。


これを使う様になってから、本当に与えやすくて重宝しています。

さぁ、そして龍馬お待ちかねのご飯の時間です。龍馬は最近耳の辺りまで汚れ防止のスヌードするようになり、真知子巻きのお嬢さんのようになります。

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可愛いでしょ?ボクのこと、この時は『真知子しゃん』ってママは呼ぶんだよ。

そんな真知子龍馬さんを動いて危なくならない様に、ブランケットで包んで縛った状態にして膝にのせ(縛ってって言葉強めですが、龍馬はイヤイヤしてませんよ!) 、抱っこご飯の開始です。ご飯は、一口サイズとって舌の奥辺りに入れる方法で、詳細は過去に記事にしたままのやり方なのでご興味ある方は下記リンクより参照ください。

食べている最中も話しかけながら、慌てずゆっくりと誤飲に気をつけながら。

うまくゴクンできれば、私も大喜びで応えてあげると、龍馬も嬉しそうに顔を見つめて来ます。うっかりこぼしても、『おやおや、どうした〜?』でさっと口に入れ直してあげてゴクン。最後にご褒美の缶を口に入れると龍馬も途端にパクパクしたり自分でも噛むことをはじめて、美味しい味に目がまんまるになります。
最初はあまりにも、ご飯が缶にした途端に龍馬の”美味しい!”の表情がわかりやすくて、笑ってしまいました。そして、盛大に褒めてあげたのです。

こうやってご飯の時間は抱きしめたり、話しかけたり、コミュニケーションの時間として過ぎていくので、険悪なムードにはもうなりません。
最近の龍馬は以前の様に、尻尾パタパタさせて、お腹見せたりすっかり元のごきげんなお爺わんに戻ってくれました。

飼い主は無理やり与えるご飯。かわいそうだなって思う方も多くいるはずです。
私も最初はうまくできないし、コツもわからずで、『可哀想な事龍馬にさせてるのかな?いいのかな?このままで…』なんて思っていました。言葉もかける余裕すらないので、龍馬も楽しくもなかったはずです。でも、余裕が出てきて、ある時給餌中の龍馬の行動がおかしくて笑ったら、あれ?って顔を龍馬がしたんです。『ママ、嬉しいの?』と言わんばかりに見つめて。

そこからだんだんと罪悪感がなくなってきて、これって強制じゃないよね?龍馬と話しながらご飯とってるだけじゃないの?って思えたのです。
もうそれ以降は療法食に切り替え指示が出ても、一瞬不安がよぎったものの『よーし、再チャレンジだ!』と、気持ちの切り替えも簡単に出来るようになって、工夫したり楽しめばご飯の時間も偏食も乗り越えられそうな前向きな気持ちになれる様になっていました。
なので、シリンジも臆せずに開始して成功できましたし、療法食を食べてくれない問題も一気に解決しました。

はじめのうちは出来なくて当然です。でも、こんな楽しみながら偏食を乗り越えたり、強制給餌ではない、抱っこご飯という別の楽しみに代わる道もあるんだよ、だから強制給餌も悪いばっかりではないよ、とお伝えしたくて記事にしました。

今は私と龍馬、楽しみつつ食事療法を頑張っています。次回高値だったBUN、下がりますように。


※最後に。このご飯の食べ方は嚥下機能が落ちていたり気管が狭くなった犬に対しては不向きな与えかたかもしれません。その為、治療中や、体力の弱ってる仔は特に、始める前に一度は先生に相談のうえ、食事スタイルはお決めになると良いかと思います。寒天粉もある程度進行した病状、病の種類によって使用が難しい場合もあります。ご確認のうえ開始お願いします。

 

 

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備考:現在の龍馬の闘病中の病状紹介です。

〜龍馬の闘病中の疾患〜
・胆泥
・僧帽弁閉鎖不全
・クッシング症候群
・門脈低形成による肝臓の萎縮
・腎結石、腎嚢胞など腎臓病予備軍
てんかん

 

■当ブログの関連記事の紹介です。

偏食が始まったばかりの時に書いた記事です。


病状を含めて今回のご飯の方法にも触れている過去記事です。